1.うこんの歴史
うこんはカレーに象徴されるように、歴史上、人類の重要な食料として世界中で食されてきました。また、用法は異なりますが、インド、アジアでは重要なハーブの一つとしてとして、現在でも愛用されています。うこんは生姜科の植物で、熱帯のインドから亜熱帯の沖縄にいたる地方で自生し、栽培されています。その種類は約50種あるとされますが、薬用として利用されているのは数種類だけで。
主なものとしては、クスリうこん、秋うこん、春うこん、ガジュツ、などです。沖縄では全てのうこんが栽培または試験栽培されています。うこんが沖縄(琉球)、日本で薬として使用された歴史は古く、琉球王朝時代には専売品として琉球王府の下で厳しく管理栽培されていました。栽培されたうこんは薩摩を通して、日本全国に万能薬として販売されたようです。
2.うこんの薬理効果
うこんの薬理効果で最も良く知られているのは肝臓機能改善、二日酔い改善効果です。
うこんの機能性は肝臓機能改善からアルツハイマー、癌の抑制まであり。クルクミンは強力な抗酸化物質である。
金沢大学大学院の山田教授によってクルクミンがアルツハイマー病の予防に効果があることが解明された。 最近の研究では、肝臓機能改善のほかに癌の抑制効果、アルツハイマー予防効果が世界中で研究され成果を上げています。うこんが肝臓機能改善に効果があることは、琉球王朝時代に発見され、現代に至っております。しかし、アーユルヴェーダ、漢方において現在に至るも、まだ胃腸薬程度にしか認識されていません。うこんは強力な抗酸化作用があります。いわゆるアンチエイジング効果です。若返り効果が期待できます。さらに、胆汁排泄を高める作用があり、ラット試験では当社のうこんエキスを投与すると、通常より2~3倍胆汁が排泄されることが認められました。肝臓は体内で発生した毒素を胆汁として排泄しますので、デトックス作用すなわち毒素の排出効果が高まることになります。さらに、肝臓機能の低下は肌荒れの原因となることは良く知られた事実です。一方、肝臓機能を正常化すれば肌がつややかになります。すなわち美肌効果があります。
以上をまとめると、
1)肝臓機能改善効果、二日酔い抑制効果
2)胃腸薬
3)癌の予防、アルツハイマーの抑制
4)抗酸化作用、アンチエイジング効果(若返り効果)
5)胆汁排泄、デトックス効果
6)美肌効果
3.うこんを食用油に溶かしてクルクミンの吸収率を350倍に高めました。
このようにすばらしい薬理効果のあるうこんですが、現在清涼飲料水やサプリなどで売られている有効成分クルクミンの摂取に関しては間違っています。沖縄においても、うこんは粉または錠剤の形を水で摂取するのが一般的ですが、体にほとんど吸収されません。なぜなら、クルクミンは水に溶けないからです。
一方、クルクミンは特別にブレンドした食用油に特殊な方法で溶かした場合は吸収率が高まります。この製造ノウハウは(有)マイクロセルが長年かけて、世界に先駆けて研究開発しました。弊社では生成したものをウコンエキスと呼び、ウコンエキスを使って吸収率の良い、うこん商品の開発を行っております。。
吸収率が高まれば、それだけ薬理効果が高まることが期待できます。